第9回 複数回パスで早期来場を!
公益社団法人 2025年日本国際博覧会協会
経営企画室
西本 敬一 上席審議役
提供:公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
3月1日で開幕まで残り43日となりました。チケット購入を迷われている方もいると思いますが、万博会場に近い地元関西の方々にお勧めしたいのが、複数回パスです。
複数回パスとは文字通り、万博会場に複数回入場できるチケットです。2種類あり、通期パスは最終盤を除く174日間、夏パスは7月19日から8月31日までの44日間、いずれも11時以降であれば何度でも入場できるパスです。
複数回パスの魅力は、なんといってもその安さです。例えば、小学生の夏パスはたったの3000円。これで44日間入り放題です。毎日行けば、1日当たり68円と破格の安さです。中高生でも7000円で44日間入り放題です。会期中の1日券が小学生1800円、中高生4200円なので、夏休み期間中に2回行けば元が取れる計算です。通期パスは更に安く、小学生は7000円で174日間入り放題です。
この複数回パスは、2005年の愛知万博でも大人気でした。会期中いつでも入れる全期券が45万枚売れましたが、なんと1人あたり平均11回も入場されたそうです。最も多い方は270回も入場されたとか。なお、夏パスは今回新たに導入したパスで、愛知万博にはなかった券種です。
ところで、愛知万博では、なぜ複数回パスの人気が高かったのでしょうか? 最大の理由は、万博は1日ではとても回り切れないという点です。愛知の海外パビリオンは120ヵ国でしたが、今回は約160ヵ国です。パビリオンだけでなく毎日多くのイベントが行われます。万博の経験者は、十分見るには最低1週間は必要と言います。
世界中を知る楽しみに加えて、世界中のパビリオンスタッフとの交流が深まるのも複数回パスの魅力です。また、お子さんの夏休みの自由研究に活用する等、その活用機会は無限大です。万博会場に何度も足を運べるのは、地元にお住いの方々の最大のメリットです。是非とも複数回パスを購入して、「一生に一度」の万博を大いにご堪能頂ければと思います。
次に、いつ万博に行くかです。私のお勧めは、開幕直後の出来るだけ早い時期にまず1回ご来場頂き、その後は人気パビリオンを前半に、後半は比較的空いているパビリオンを巡るという方法です。万博は封切り映画と違って、開幕直後は比較的余裕がある一方、後半から終盤にかけて入場者数が大幅に増加します。愛知万博の終盤は入場制限を発動するレベルで、人気館は殆ど見られない状態でした。
万博を快適にご覧頂くには早期のご来場、特に4月から6月の平日が圧倒的にお勧めです。
提供:公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
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