会長・会長代行メッセージ

会長|阪口 伸六 さかぐち しんろく(大阪府 高石市⻑)

令和3年11月「2025年日本国際博覧会とともに、地域の未来社会を創造する首長連合(通称:万博首長連合)」が始動いたしました。私儀、その会長を務める光栄に浴し、また、その使命の重さに身が引き締まる思いであります。

そもそも、当万博首長連合は、東京2020大会の開催を機に、これを全国の自治体で盛り上げると同時に、われわれ市町村が主体的に広域連携を図り、それぞれの個性、特色を活かし、地域の魅力を世界中に情報発信することにより、地域活性化につなげ、地方創生を実現することを目的として、平成27年に設立された「2020年東京オリンピック・パラリンピックを活用した地域活性化推進首長連合(通称:オリパラ首長連合)」を前身としております。

このオリパラ首長連合は、会員自治体各位の温かいご理解とご尽力により、「ホストタウン」や「旅するマーケット」など様々な取り組みを行い、厳しい環境下ではありましたが、無事終了することができ、東京2020組織委員会や内閣官房からも感謝のメッセージを頂戴しました。(※)

以上の成果を踏まえ、引き続き、この間、培った全国581の自治体のネットワークを活かし、ポストコロナに向けて、最大の国家プロジェクトであり、世界的にも注目される「大阪・関西万博」の開催を機に、再び、これを全国の自治体で盛り上げ、かつ、それぞれの地域の魅力を情報発信しつつ、地域活性化につなげるべく活動してまいりたいと考えています。

今、我々、地方自治体は、少子高齢化、人口減少社会、さらにコロナ禍、気候変動、防災等々、多くの課題に直面しております。そしてそれらを克服すべく、カーボンニュートラル、SDGs、デジタル化等々、国の動きを的確に把握しながら、積極的に進めて行かねばなりません。

そのために、まず、国、博覧会協会等の「大阪・関西万博」に関わる最新情報をしっかりと提供し、万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」の様々なチャレンジに、万博首長連合加盟の会員自治体各位が、積極的にご参加頂けるように活動してまいります。そして、それぞれの地域の魅力とともに大阪・関西万博の情報を世界に向けて発信し、オールジャパンで盛り上げてまいりたいと考えています。万博首長連合の活動が、それぞれの地域活性化に繋がり、さらなる地方創生の実現とともに、世界に向けてそれぞれの地方の魅力とともに大阪・関西万博のテーマを情報発信し、ひいては、オールジャパンで盛り上げることになると確信しています。

そして、われわれが主体となって、これまで培った、自治体同士の広域連携の輪に、国や民間企業、様々な分野の専門機関のアイデアや情報を組み合わさることで生まれるシナジーで、様々な地域の課題を解決し、まさに「いのち輝く未来社会のデザイン」の実践を目指してまいります。

これら、私ども万博首長連合の活動へのみなさまのご参加、連携のお話をお待ちしております。大阪・関西万博とともに、各自治体がさらに飛躍発展されますよう、全力でご支援させて頂く所存でございますので、どうかよろしくお願い申し上げます。

※ 橋本聖子 東京2020組織委員会会長(当時)及び丸川珠代 オリンピック・パラリンピック担当大臣(当時)からそれぞれお礼状をいただきました。

プロフィール

昭和31年(1956年)12月26日 高石市に生まれる
清風南海高等学校を経て、同志社大学経済学部卒業後、アパレルメーカーの(株)レナウンルック大阪支店入社
昭和62年(1987年)   高石市議会議員に初当選
平成15年(2003年)   高石市長に初当選
平成25年(2013年)8月  泉州市・町関西国際空港推進協議会会長に就任
平成26年(2014年)7月  石油基地自治体協議会副会長に就任
平成27年(2015年)6月  2020年東京オリンピック・パラリンピックを活用した地域活性化推進首長連合副会長に就任
平成29年(2017年)5月  大阪府市長会会長に就任
令和2年(2020年)11月  2020年東京オリンピック・パラリンピックを活用した地域活性化推進首長連合会長に就任
令和3年(2021年)6月    全国市長会副会長に就任
令和3年(2021年)11月  2025年日本国際博覧会とともに、地域の未来社会を創造する首長連合会長に就任

 

会⻑代行|田中 幹夫 たなか みきお(富山県 南砺市⻑)

今回、2025年に開催されます大阪・関西万博に向けて、オリパラ首長連合でつながった全国581もの市町村とのご縁をもとに、こうして新たな一歩を踏み出したことをうれしく思います。

オリンピック・パラリンピックが1年延期し、今年開催されました。新型コロナウイルスの影響により海外からの送客が見込めず、無観客での開催になるなど、当初予定していた形の開催ではありませんでした。しかし、「多様性と調和」のテーマのもと、人種や性別、言語、宗教、障がいの有無など様々な違いを持つ選手たちが、自身の限界に挑む雄姿に世界中の人々が勇気づけられる素晴らしい大会でした。オリパラ首長連合として地域の活性化にむけて取り組んできた活動は、これから先、実を結んでくれると信じています。特に「2025年日本国際博覧会」(大阪・関西万博)は、オリンピック・パラリンピック同様に世界中が注目するイベントです。万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」について考え、2030年をゴールとする持続可能な開発目標、SDGsへの取組をより一層促進していきたいと思っています。万博首長連合といたしまして各地域、そして企業が連携し大阪・関西万博を盛り上げていけることを願っています。

プロフィール

昭和36年9月23日 南砺市利賀村に生まれる。
昭和55年 3月 富山県立八尾高等学校卒業
昭和59年 3月 工学院大学電気工学科卒業
昭和59年 4月 YKK吉田工業入社
平成元年  4月 利賀村役場に奉職
平成16年 11月 南砺市議会議員に初当選
平成20年 11月 南砺市長に初当選
平成24年 10月 南砺市長に再当選
平成28年 11月 南砺市長に3選
令和2年 11月 南砺市長に4選

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