首長TOPLIVE!松原市長登壇『市民協働で取り組む 安心・安全のまちづくりセーフコミュニティ』を開催しました | 万博首長連合
首長TOPLIVE

首長TOPLIVE!松原市長登壇『市民協働で取り組む 安心・安全のまちづくりセーフコミュニティ』を開催しました

2023年4月25日(火)、首長TOP LIVEを開催いたしました。
今回は、『市民協働で取り組む 安心・安全のまちづくりセーフコミュニティ』をテーマに、大阪府松原市 澤井宏文市長にご登壇いただきました。

TOP LIVE概要

快適に暮らせる住環境、市民生活の安全確保のためのセーフコミュニティとは!?

「大阪府松原市は、平成25年11月16日、大阪府下で初となるセーフコミュニティ国際認証都市となり、現在は3回目の認証取得に向けて取り組んでいます。「事故やけがは原因を調べ対策を行うことで予防できる」という考えのもと様々なデータを活用しながら、地域住民、関係機関、行政が一緒になって進めている安心・安全なまちづくりの取組をご紹介させていただきます。また、スポーツ庁の「スポーツ・健康まちづくり優良自治体表彰2022」を受賞しました「スケートボードパークを核としたまちづくり」について、若い世代をターゲットとした賑わい創出のための取組についてもご紹介させていただきます。」
(大阪府松原市様のコメントを引用)

 

スライド資料抜粋1

スライド資料抜粋2

スライド資料抜粋3

スライド資料抜粋4

スライド資料抜粋5

スライド資料抜粋6

 

TOP LIVE NOTE

松原市は、約50年前にスウェーデンで始まった『セーフコミュニティ』の取組みを実践。セーフコミュニティとは、“分野の垣根を越えた協働による連携の仕組”“全ての性別・全年齢・環境・状況を網羅する長期的、継続的な予防活動”など指標に基づき、地域の実情に応じた効率的・効果的な地域課題へのアプローチを「協働」と「検証」により取り組むというもの。現在では、世界435地域、日本17地域が認証を取得しています。

松原市は、地域のつながりの希薄化、ニーズの多様化、課題の複雑化を如何にして解決するか、という背景から、6つの重点課題について地域住民や関係機関と対策委員会を立上げ、様々な対策を行った結果、交通事故件数や犯罪認知件数の減少などの成果が出ていることや、学校の安心安全の取組みである『ISS(インターナショナル セーフスクール)』の認証を受けていることなどについて具体的な事例とともにご共有いただきました。

また、「スケートボードを核としたまちづくり」を進める松原市は、東京2020オリンピック スケートボード 女子ストリート種目 日本史上最年少金メダルを獲得された西矢選手の出身地でもあります。『スケボーを通じた“つながり”が豊かな生活のきっかけを創出し、誇りに思える「松原市」を実現する』をビジョンに掲げ、賑わい創出イベントや新スケートパークのオープンなど、人と環境整備に力を入れている、とビジョンと具体策をお話しいただきました。

 

参加者から寄せられたコメント

本セミナーでは、全国から参加されている首長様、担当課の皆様、企業の皆様から、数々の質問や感想が寄せられました。その一部を抜粋して紹介します。

御参加者1「本日は松原市様の先進的な取組みを有難うございました。当市も、昨年高校生を中心に、スケートボードパークを設立してほしいという声を受け、議会での承認も経て、土地の選定をしているところです。松原市さんの取組みは、資金調達から始まり大変素晴らしいと思いますが、ぜひ運営の形態について、教えていただけないでしょうか。」

松原市長「プロポーザルによる指定管理者制度を活用しています。新たに設立したものも、プロポーザルを経て、同事業者となりました。プロポーザル段階では、専門的知識を持たれる方のご意見も伺いながら進めさせていただきました。ぜひご視察にもお越しください。」

 

御参加者2「セーフコミュニティ推進協議会を設立する中で、住民の方々の協力なしには実現できないことと思いますが、どのように住民への周知をされたのか、またこのような協議会を設立する際、ネガティブな意見はなかったのか、あった際どのように対応されたのか、について、お話をお伺いできますでしょうか。」

松原市長「振り返りますと、私の場合は、自分自身が各種団体や推進協議会のメンバーとなっていただける方々のもとへ伺い、セーフコミュニティの大切さを訴えました。各取組みは素晴らしいことをされているが、その共有や後継者育成が為されていない現状を伺い、セーフコミュニティの取組みの良さを具体的に、データ等ももとにしながら、きちんと説明させていただくと、理解をしていただけるようになりました。但し、新たな取組みをしなくても良いのでは、というご意見もありましたが、それでは今まで以上にはならないですよね、私が実現していきたいので是非ご協力いただきたい、と、職員も一丸となって取り組んだ結果、効果を得られました。市民協働が広まると、職員は他の市民サービスへも当てられるようになりますから、色々と苦労もしましたが、そういった点を伝えることによって、この活動が多くの方に理解をいただけるようになるかなと思っております。」

 

本回も、首長TOP LIVEへの積極的なご参加とご質問をお寄せいただき、誠に有難うございました。

万博首長連合は、今後も様々なテーマで、有識者や最先端な企業等と連携し、事例やナレッジ共有を促進してまいります。次回の首長TOP LIVE、企業登壇の地域共創セミナー、そのほか万博連携プロジェクトについても各種進めておりますので、ぜひご参加いただけますと幸いです。

今後の回で聴きたいテーマ、わが町のプロジェクト共有、連携呼び掛けをされたい、などなど、お気軽にお問い合わせいただけたらと存じます。

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